人の命に限りがある以上、どなたのご家庭でも必ずいつかは行うのが 『御葬儀』 です。
その時になって何も知らない、何も心構えがないと慌てたり、
また周りに迷惑をかけたりしがちです。
生を真剣に考えるという事は 「死」 を考えるという事にも通じるものです。
親族挨拶
霊柩車の出発の前に喪主または親族代表が、会葬者にお礼のあいさつをするのが最近の風習になっています。
● 喪主の挨拶
- 喪主挨拶の構成
- 参列者に会葬のお礼を述べます。
- 故人の享年や死について述べます。
- 生前故人がお世話になったお礼を述べます。
- 故人の亡き後の覚悟を述べます。
- 遺族・親族に対する支援・指導のお頭いを述べます。
- 会葬のお礼のあいさつで締めくくります。
● 喪主挨拶文例
-
- 簡単な挨拶文例
- 本日はご多用中のところ、○○の葬儀にご会葬いただき、最後までお見送り賜り、
故人もさぞ喜んでいることと思います。
なお残されました私どもに対しまして、
○○同様のご指導をいただきますようお願い申しあげます。
ほんとうに、ありがとうございました。
- 一般的な挨拶文例
- 本日は、お忙しい中を、わざわざご会葬いただき、ありがとうございました。
○○の生前中には、皆様に格別のご厚情をいただき、
本日はこのように多くの方々にお見送りをいただき、
○○もさぞ感謝していることと存じます。
これからは私たち一同、故人の遺志を継ぎ頑張っていく所存でございます。
故人同様のおつきあいと、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上ます。
- 病状に触れた挨拶文例
- 遺族を代表いたしまして、一言ご挨拶申しあげます。
本日は、皆様ご多用のところを、わざわざご会葬くださいましたうえに、
最後までのお見送りをいただき、誠にありがとうございました。
故人も、さぞかし喜んでいることと存じます。
○○の生前中は、ひとかたならぬご厚意をいただき、
療養中は手厚くお見舞いくださいまして、深く感謝しております。
○○は以前より健康に任せて無理をするきらいがあり、
私どもはその点を心配しておりました。
それが突然病いに倒れ、ついに不帰の人となってしまいました。
今日の時代といたしましては○○歳という年齢は短かすぎるほどで、
あと十年生きていてくれたらと、それのみが心残りでございます。
今後は残されました遺族一同、非力ではありますが○○の遺志にそうよう頑張って参ります。
故人同様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上ます。
これをもちまして、お礼の言葉といたします。
出棺の見送り
お葬式の後に出棺がある場合はお見送りをするようにします。
霊柩車が出発する時は、頭を下げて見送ります。
寒くてもコートやマフラーは脱いだままにします。
出棺時には頭を下げ、心より冥福をお祈りし、合掌してお見送りします。